先生方紹介

合唱アドヴァイザー
三原 剛先生(バリトン歌手)
大阪芸術大学卒業。1991年第22回日伊声楽コンコルソ金賞受賞。92年日本音楽コンクール第1位。翌93年には、五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し、後に五島記念文化財団奨学生としてドイツのケルンに留学。以後、国内外においてリサイタル活動やオペラ、オーケストラとの共演など、意欲的な活動を展開。バッ ハ、ヘンデルなど、バロック期の宗教音楽を中心に、古典派、ロマン派、近代・現代作品へと着実にそのレパートリーを拡げている。バリトノ・カヴァリエーレ(騎士的バリトン)と評される豊かで気品に溢れる声は、多くの賞 賛を集め、2006年ヘンツェのオペラ「午後の曳航」で、ザルツブルク音楽祭、フィルハーモニー(ベルリン)、オーディトリウム(トリノ)に出演するなど目覚しい活躍が続いている。これまでに、第9回新・波の会日本歌曲コンクール第1位、第7回グローバル東敦子賞、平成10年度大阪府舞台芸術奨励賞、第24回藤堂顕一郎音楽褒賞、平成17年度大阪文化祭賞などを受賞。NHK「名曲アルバ ム」「ふるさとの歌にっぽんの歌」「ニューイヤーオペラコンサート」などラジオ、テレビでも活躍。大阪芸術大学演奏学科教授として後進の指導にもあたっている。
合唱指導(五十音順)
メゾ・ソプラノ 永松圭子先生
京都市立芸術大学音楽学部声楽専修卒業。同大学大学院音楽研究科修了。90年京都音楽協会賞受賞。94年第10回新・波の会日本歌曲コンクール第2位受賞。ドイツリート、日本歌曲、童謡唱歌のコンサートやリサイタルを行い、バッハの声楽作品を始めとするバロック期から、古典、ロマン派、近代に至る宗教曲のソリストとして合唱団、オーケストラとの共演を重ねている。また邦楽器との共演や、日本歌曲の新作初演も数多い。合唱指揮者としても活動。管弦楽付きの作品も指揮しており、23年4月のJ.S.バッハ『マタイ受難曲』公演(マタイ・プロジェクト主催)は記憶に新しい。日本歌曲関西波の会、日本歌曲協会、日本ドイツリート協会、日本シューベルト協会、神戸フォーレ協会会員。大阪芸術大学特任教授、同志社女子大学嘱託講師。
メゾ・ソプラノ 西畑賀世先生
武庫川女子大学音楽学部声楽専攻卒業。大阪芸術大学芸術専攻科音楽教育専攻修了。大阪芸術大学大学院演奏表現Ⅱ(声楽)修了。ベートーヴェン交響曲第9番のアルトソロを始め、ウィーンフィ ルのチェリスト、ロベルト・ナジとのジョイントリサイタルをおこなう等、多彩な活動を続けている。ブルガリア、ソフィア国際音楽祭にて、ソフィア祝祭オーケストラと、関西フィルハーモニー管弦楽団、アンサ ンブル金沢など国内外のオーケストラと共演。オペラでは「ヘンゼルとグレーテル」のヘンゼル、「カルメン」のカルメン、「アマールと夜の訪問者」の母親役、なら万葉オペラ「風の森・風の饗宴」(五島記念財団助成事業)の老婆、「猿ノ沢池不思議ノ横笛」(文化庁劇場・音楽堂活性化事業)では3回の公演で月読采女I、Ⅱ、春花郎女役をつとめる。三原剛氏に師事。現在、ザ・タロー・シンガーズ、京都フランス歌曲協会、なら万葉オペラ・ラボ・スタジオ委員。
バリトン 福井雅志先生
大阪芸術大学演奏学科卒業。同大学大学院博士課程(前期)修了。第7回日本演奏家コンクール大学の部第2位。第60回全日本学生音楽コンクール大阪大会第2位全国大会入選。第48回なにわ芸術祭新進音楽家競演会新人賞。第15回大阪国際音楽コンクールエスポアール賞受賞。これまでに「フィガロの結婚」フィガロ、伯爵、「魔笛」パパゲーノ、モノスタ トス、「カルメン」ダンカイロ、モラレスや、東アジア文化事業オペラ公演「遣唐使物語」にて吉備真備・田山文麻呂役など多数のオペラに出演。またシュッツ「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」、バッハ「コーヒーカンタータ」、フォーレ「レクイエム」、ベートーヴェン「交響曲第九番」「合唱幻想曲」などのソリストを務める。万葉オペララボスタジオメンバー。大阪芸術大学講師。三原剛氏に師事。
練習ピアノ
垣内みどり先生
京都市立堀川高校音楽科(現:京都市立音楽高校)を経て愛知県立芸術大学音楽学部ピアノ科を卒業。同大学院修了、ピアノを竹内美知子、山崎孝、小島準子、故小津恒子、谷康子、志村安英の各氏に師事。オーストリアでイヨルク・デムスのレッスンを受ける。京都・大阪でリサイタルを開催。モーツァルト協会例会・サロンコンサート・ピアノデュオなど各地での演奏会に出演の他、関西フィルハーモニー管弦楽団、モーツァルト室内管弦楽団とコンチェルトを共演。室内楽はチェコのアポロン弦楽四重奏団、ハンガリーのアウアー弦楽四重奏団などと共演。また、声楽・器楽・合唱の伴奏も手がける。98、99、01年北海道女満別町オホーツク国際音楽セミナー~小林研一郎指揮法講座のアシスタント・ピアニストを務める。現在、宝塚音楽学校講師。
南なほき先生
相愛大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻卒業。 同大学卒業演奏会、和歌山県及び堺市の新人演奏会に出演。ピティナピアノコンペティションG級西日本大会第2位。KOBE国際学生音楽コンクール入賞。ブルガリア国立室内オーケストラ、オラディア交響楽団、大阪交響楽団とピアノ協奏曲を共演。室内楽ではチェコフィルハーモニー四重奏団、ドビュッシー弦楽四重奏団と共演の他、多くのアーティストと共演。これまで3回のソロリサイタルを開催。ソロのみならず、声楽伴奏、アンサンブルと多岐に渡る演奏活動を継続して行っている。2018年~2024年大阪芸術大学演奏学科にて伴奏要員を務める。 現在フリーの奏者として活動すると共に、大阪新音フロイデ合唱団、川西市民合唱団、枚方市民メサイア合唱団、コープこうべ、ラ・プリマベーラ、アンサンブルシャンテなどでピアニストとして所属。
尾崎克典先生
大阪芸術大学演奏学科卒業。同大学卒業演奏会に出演。馬場順子・江田縫子の両氏に師事。1996年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の来日時には、指揮者クラウディオ・アバードのもと練習ピアニストとしてソリスト合わせ、スウェーデン放送合唱団&エリック・エリクソン室内合唱団の伴奏を務めた他、これまでに(故)朝比奈隆、外山雄三、若杉弘、秋山和慶、手塚幸紀、佐渡裕、ジャン・フルネ等の内外指揮者のもと、コンサート前のソリスト合わせで伴奏を務めた。また、コンサートにおいては、1993・1998年に出身地でのリサイタルを行ない、1994年千里市民管弦楽団とピアノ協奏曲を共演(於シンフォニーホール)の他、ヴァイオリンの古澤巌、トランペットのC.S.パーキンス等、多数のリサイタルやサロンコンサートの伴奏を務め、高い評価と信頼を受けている。現在、大阪フィルハーモニー合唱団、神戸市混声合唱団ピアニスト。東大阪大学非常勤勤務。